watermelonのブログ

2016年医学部受験体験記・医学部受験情報

生物

生物選択をした時から、どの時点で生物を始めるかが問題でした。というのは、生物は範囲が広いこと、ほぼすべてが覚える内容だけということで、早い時点で覚えても抜けていくものが多くなるからです。


娘は夏休み前まで生物に手をつけられませんでした。数学に時間を割いていたせいもありますが、英語も化学もまだまだ時間を取らなければならない状況だったからです。


夏休みに入る頃、塾の講師に生物の相談をしたところ、

「ちょっと遅くないか?ぎりぎりだな~。」

と言われました。確かに、時間的にはこの時点ではじめないと問題集をやりきれなくなりそうでした。

「3日で標準問題集を2周。」

これがぎりぎりの娘に出された課題です。3日間、すべての科目を止めて生物のみに集中して2周する。寝ても覚めても生物です。厳しい。


結局、夏休み、塾の講習の1タームが終了した後で、生物10時間を3日やりました。息抜きに好きな英語の長文(といっても300~500語くらいのもの)を読んでみる程度で、ほとんど生物に酔った状況までやりました。


1周目はざっくり問題を読み解き、解答を確認。その時点で時間をかけなければいけないような問題には付箋をつけました。質問したいところにも付箋の色を変え、自分なりに分類していたようです。


全体の進行状況は、excelで作った表でどの問題がどの程度できているのかを3段階で書いていきました。excelの表は母が塾講師が下さった化学標準問題集3周用のものをまねて作りました。各章の標題と問題番号をいれ、3周分A・B・Cを記入できるようにしました。


2周目は1周目で理解できていたAのものは読むだけに留め、BとCをつけたものを重点的にやりました。この中でも相当時間をかけなければならないCのついた問題は、いわば周回遅れですがそのまま適当に理解したとしてしまう訳にはいかないので、2周とは別にやらなくてはならない問題たちです。全体の2割程度あったでしょうか。1章ほとんどがBとCのものもありましたね。


1周しますと全体像が見えてきます。自分の得意な分野あるいは好きな分野と苦手もしくは嫌いだと思うところ。得意だったり好きな分野はやっていて楽しいですし、精度が上げやすいところです。ここは自信をもって解けますから得点源です。出題してほしいところですね。でも嫌いな、苦手な分野でもきちんと理解さえできればそこまで嫌わなくてもいい範囲になります。


お勧めできるペースではありません。できれば、この1周目を夏休み前にはやっておきたいものです。ただ、これをやりきったことで集中すればここまでならできるという自信にもなりました。


その後、質問したり理解が進むとだいぶ楽になり、夏休み以降、ほぼ毎日何らかの形で生物にふれる時間を取りながら進められるようになりました。


夏休み前の駿台模試の生物は恐ろしい点数でしたから、最後の模試と比較すると良くやったと思います。


生物はやっただけできる感がすくない科目かも知れません。でも努力は決して裏切りません。


がんばれ!生物選択