watermelonのブログ

2016年医学部受験体験記・医学部受験情報

オープンキャンパス

娘が高1の夏休みの宿題に『将来の職業について考える』というものがありました。将来なりたいと思う職業に向けての大学のオープンキャンパスに行きレポートを作成し、次年度の文系、理系選択を固めるという流れの宿題です。


理系を選択する≒数学がズバ抜けているという感覚が強かったので、この先の数学を考えると文系選択をした方がよいのではと思いましたが、本人の希望する医師に向けてのオープンキャンパスに行くことにしました。


当時は私大医学部はサラリーマン家庭ではあまりに負担が大きすぎると考えていましたので、国立大学の中で自宅から近い大学のオープンキャンパスに行きました。新築された校舎の中でこんな中で学べたらと漠然と将来をイメージしてきたようです。


実際にオープンキャンパスに行くことはパンフレット等で知り得る以上に大学がどのような学生を求めているのか、将来どのような医師を育てたいのかについて知ることができます。上級生が大学の紹介をしてくれますし、自身の受験の体験、アドヴァイスが参考になりモチベーションもあげられます。また、一次試験は学外施設で行われますが、二次試験は大学で行われますのでその確認もできます。

出願の際に志望動機を書く際にもその印象を織り交ぜることもできます。また、面接の際にその印象を問われることもありますので、是非行かれると良いでしょう。


娘は高2の夏に国立大学と私大1校、高3の夏に別の国立1校と私大2校のオープンキャンパスに行き、その中で最も好印象だった大学を第一志望にして受験勉強を続けました。オープンキャンパスに行かなければ感じとれなかったものがあったようです。

地方の方で首都圏の大学を考えている場合、高3の夏は大変かと思いますので、早めに手当てなさるとよいでしょう。


多くの私大医学部のオープンキャンパスは事前申込をするようになっています。例えば昭和大学ではすでに4月のオープンキャンパスは申込を終了しています。ほぼ1カ月くらい前に申込開始になりますので注意が必要です。また、オープンキャンパスの申込はネット経由になりますが、申込開始日の午後には締め切られることもありますので、こまめにチェックする必要があります。

塾選び(補足)

塾を選ぶ際に何をメインに考えるかが大切だと言いましたが、漠然としていましたので娘に塾を考えた時のことをお伝えしたいと思います。


子どもの問題点は何か、勉強時間・学習方法のどちらが問題なのか。どちらも十分であれば模試で点数が出るはずです。しかし、勉強時間がそこそこ確保できているのであれば、学習方法に問題があるはずです。このINPUTをどこに求めるかになります。勉強時間がたりない場合は部活の引退までの折り合いを考えないといけませんが、そこは自覚してもらうしかありません。


塾を選ぶ際、塾の教える内容をHP等でカリキュラムを見ましたが、はっきり言って文系家庭の娘も私もその違いが分かりませんでした。どこも熱心さを感じはしますが、内容はほぼ同じ?。雰囲気で決めたと言っても過言ではありません。


娘の学校が東京の中心部にあったので自宅までの帰り道に寄れること、女の子ですので最寄駅までが近いこと、質問や相談が出来そうなことで選びました。


2年間を顧みますと娘に合ったよい塾だったと思っています。


塾のジプシーになることは時間の無駄です。入塾前に相談のできるような塾が安心ですね。


結局のところ、塾は同程度の事を教えては下さると思います。医歯薬系専門の塾からはお叱りを受けそうですが。でも、塾の内容を目一杯活用できるか(我が家、数学はごめんなさいでした。)と、どの科目を塾にお願いするかが大切ではないでしょうか。教科全てをとなると時間はかなり大変になりますから。

塾選び

塾を選ぶにあたって大きく3つに分けて考えていました。

1つは大手の予備校、駿台・河合塾の医歯薬系コース、2つ目は医学部向けの専門塾、そして理系の少人数で学習する塾です。


そもそも娘が中学受験をした時も有名な大手の塾を避け、講師との距離が近い塾を選んだ経験もあり、いわゆる予備校は行くつもりがありませんでした。ただ行っているだけで終わりそうな気持ちもありました。もちろん実際に通ってみれば違ったかもしれませんが。模試では何度もお世話になりましたが、行こう、行かせたいとは思いませんでした。

医学部向けの専門塾はネットでたくさん見つけることが出来ます。ただ、その金額をみるとただのサラリーマン家庭には荷が重過ぎます。特に既卒生の金額を見て、私大医学部の一年分の授業料くらいかかるのは別世界のような気がしましたね。


娘は3つ目のタイプの塾に高校2年生の4月から行き始めました。費用は大手予備校の医歯薬系コースの一番安価なコースより少し安い程度だと思いますがとても助かりました。人数は多めなクラスもありましたが、何より講師に医学部生が多く、講師との距離が近いということも娘にとってはよかった点でした。

その塾では高2までは英語と数学(数Ⅱbまで)を履修し、数Ⅲを高2の三学期に速修、高3で理科を加えるという、娘にとってはぎりぎり受験に間に合うスケジュールでした。高1から塾で数学を始めていればよかったと何度も思いましたが、終わってしまったことを後悔しても始まりません。という訳で最後まで数学は常に厳しい状況にありましたが、終わってみますと高2からでこの結果になれたのは最善の選択ができたのだと思います。


塾に求めるものがみな異なっていると思いますが、100%の塾はありません。それぞれ長所短所がありますが求めるものをクリアにして塾を選ばれるとよいと思います。