watermelonのブログ

2016年医学部受験体験記・医学部受験情報

新しい道を進む娘に  

入学から2ヵ月が経ちました。日々、大学生活を楽しんでいる様子が見られて母親としては本当にうれしく思っています。



子育てでは上の子はいばらの道です。最初の子どもをもった時に初めて親になるのですから、全ての事が初体験。失敗も多いですし、こうあるべきだというような事が先行してしまい、子どもと衝突することも多々あります。

なにもかもがうまくいくわけではありません。

どの子も我が子として愛おしいですし、それぞれに良いところがたくさんあり、母を支えてくれるのは同じなのですが、上の子にはごめんなさいが多くなりました。

下の子になると少し余裕ができてくるのでしょう、子育てを楽しんでいかれるのは事実です。



受験生活になる前から娘と私は仲良し親娘でした。娘が小さい頃から、そうですね、しっくりくる親娘でした。価値観であったり、考え方が似ているのはこの子でした。好みも似ているので話が合いました。



そんな娘が本気で医学部を目指すと言いだしました。


幼稚園の年中さんからお医者さんになりたいと言い続け、小学校の卒業式でも「医師になりたいと思います。」と言いました。

でも、親にとっては不思議でした。

ずっと言い続けるほどになりたい理由が分かりませんでしたし、なぜそこまで意思が固いのか理解できません。

まわりで医師を勧めた訳でもありませんし、身近にいた訳でもありません。本人はいたって健康で、よく聞くような感動的な医師との関わりもありませんでしたから。



それでも医学部を目指すと言いました。



そもそもが文系でしたから、医学部受験にはいつも??がつきまといました。

分からないことが多く、そして数学が厳しいですから、本当にやれるのかとおそるおそるな部分と、成せばなるのではないかという生来の能天気で歩き始めたのは高校1年の終わりでした。


普段の勉強は一歩一歩進んできていましたが、受験は別物でしたね。


医学部受験ということで、母親と二人三脚を組んでの受験になりましたが、特殊なことが多かったので、お互いに補い合ってこれたのかもしれません。

実際の大変な勉強はすべて娘担当で、母は医学部受験するまでに育った子どもの母を楽しんで?いました。

どこもだめで浪人するかもしれない瀬戸際でしたから、本当の事を言えば辛いことが多かったですし、娘がいないところでは成績の伸び悩みに半泣き、胃は痛いし、閉塞感につぶされそうになりましたが、受験生の母親をやれるのは最後、最後と合格の時のイメージをしたり、入学式のイメージをしました。

(本当は、めちゃくちゃしんどいな~でしたが、大変な中にもなにかきっとご褒美があるのではと期待して、最後までこれました。)




子育てはここで一区切りです。


大学入学というのは大きな一つの区切りです。自分自身の選んだ道に進んでいくのですから、これから先の子育てはおまけ、楽しみなことを待つものかもしれません。




娘の中学受験の時の塾は『学力を以て社会に貢献する人材』を育てるが教育理念でした。娘はこの塾が好きでしたし、塾長を始め先生方がこれから先の人材を育てるという意識で勉強を教えてくださっていました。

そんな気持ちにこたえてくれた娘を、かっこいいなーと親ばかながらほめたいと思っています。



合格おめでとう。


さあ、ここからです。

新しい勉強が始まりますね。喜んで学びましょう。


これから始まる学生生活を思い切り楽しんでください。


自分を大切に、でも あなたの持つ力を世の中の人のためもたくさん使っていって下さい。


あなたの前に広がる大きな世界は、あなただけのもの。

一度きりの人生を大切に、そして楽しんでください。


失敗は未来への試金石、へこたれなかったら絶対にうまくいくのです。


本当に、合格おめでとう。

 


娘の第一志望校の二次試験の発表の前に、娘とお世話になった塾の先生方に手紙を書きました。渡す日がきっと来ると4通の手紙を書きながら祈っていました。



**********************************


このような拙いブログをお読みいただきありがとうございました。

思いがけないほどのアクセスをいただき、びっくりしています。

私の思いつくままの受験体験記ですので、偏った見方もあったと思いますし、ご参考にならないことも多々あることと思います。それでも、何かがお役に立てる事があれば幸いです。


追記:ブログは削除せず、このままにしておく予定です。コメントをいただきました場合、ご質問等にはお答えさせていただきますので。


これから医学部を受験なさろうとされている方に、全ての方が思い通りの結果を得られるものではないと知りつつも、『合格』の輝かしい結果を勝ち取ってほしいと願っております。



いよいよ勝負の夏が近づいてきましたね。


受験生、がんばれ!!

受験生の見守り隊、お父様・お母様 がんばれ!!








医学部受験にむけて

4月、5月と娘の入学式から遡ってこの1年の間に感じたことや学んだことを思いつくままに書きましたが、予告?通り5月末でこのブログを終わろうと思います。


これから受験に入られる方も、今まさにその最中にいる方にもなにか参考になればと思っておりますが、私の覚え書きのようなもの、失礼の段はお許しくださいませ。




医学部受験は難しいの一言で片づけられない世界でした。


単純に偏差値だけで考える事は全くできませんでしたし、経験なさった方はその厳しさを感じておられると思います。



一番大事なことは何なのか。


私は、受験生が自分自身の現状を見つめる事だと思います。まず、自分がどういう状況なのかを確認してから戦略を立てることでしょう。

そしてそこから道が開けるのだと思います。



勉強時間が足りているのかいないのか。

勉強方法は正しいか。

模試で結果が出ているか、まだこれからなのか。


そしてなにより自分の勉強の柱がどの科目で強化すべきはどの科目なのか。


これらを自覚してこそ何をすべきかが明確になるのではないでしょうか。



親はこれらの周辺にあるものをサポートしていくのですが、それはそれぞれの親と子どもとの相性によって変わってくると思います。得意不得意、思考や嗜好がありますから、それがピタッとはまることを願っています。


(自分で全てを決めて進んでいかれる子どもであればそれでと良いも思いますが、それでも医学部受験では子どもだけで対処するには無理なこともありますから十分な情報だけは持っておかれると良いと思います。)


夏休み前のこの時期、焦りばかりを感じている方もおられるでしょう。

でも、自分をしっかり見つめれば巻き返せます。


受験にはいろいろな優しい幸運の神様がついています。その人に必要なことが必要な時に与えられる気がしています。


頑張れ!すべての受験生 お父さん、お母さん







親の友人作り

娘は親の欲目でなく、友人の多い方だと思います。友人作りは慎重というか、引っ込み思案で人見知り、初対面の方には印象の薄い目立たなイメージですが、良さ?を分かってもらうとどんどんお付き合いが深くなっていくタイプです。


大学でも女子校出身ながら男女を問わず友人が多くなっているようです。


それに引き換え、母の友人は少数精鋭です。中高時代の親友や社会人になってからの友人、娘のママ友‥。どの方もみな魅力的で良き相談相手にもなってくれる方々です。


ただ、受験の時にはそのままを話せる友人は少ないのです。子どもの年齢が違っている場合や進路が全く違っている時、あるいは同い年ではなかなか情報交換ができません。遠慮がありますしね。


ストレス解消に付き合ってくれる友人も大切な友人ですが、ちょっと細かなことを話せる友人は貴重です。




これから受験の子どもを持つ方には先輩ママ発掘をお勧めします。子どもが同級生でも上の方がいるママ、もし既卒になっている場合には現役進学のママ、遠慮なく聞けるかもしれません。


たくさんの話の中からわが子にヒントになることがきっとあります。

とくに受験の真っ最中には落ち着けば分かることでも分からなくなることがたくさんあります。こんなことがあったのよ、がヒントになるのです。


話せる友人を武器に母親の受験フォローをしていきましょう。