watermelonのブログ

2016年医学部受験体験記・医学部受験情報

地域医療枠の募集

地域医療を推進するために、それぞれの大学に地域医療枠での募集があります。国立にもありますし、私大医学部にもあります。

貸与条件は様々ですが、返還義務は貸与年数の1.5倍の年数、指定される病院・診療施設または診療科で働くことで免除されるものになっています。


慈恵・順天堂・杏林には東京都枠での募集があります。東京都の場合は東京のへき地、島しょ、周産期医療、小児科医療の中から選ぶことになります。

国試に合格した後の9年間ですね。学費の他に月10万円の生活費も貸与されます。

防衛医大は入学時から学費なしの他に給与もありますが、実際は自衛隊員ですから、学生とは思えないですね。



娘は東京都枠の応募はしませんでした。自分の中にやってみたい専門科があったことと、勉強してからそれも含めて決めたいと思っていたからだそうです。


娘の友人は東京都枠に応募して合格しました。春休み前に顔合わせがあり、夏休みには伊豆七島で1週間の研修?があるそうです。


地方国立の場合はかなり地域医療に関しての記載がありますので、その辺は入学後、あるいは国試合格後のマッチングで地域医療に関してのしばりもあるかもしれないですね。そういったことも考え合わせて、私大であっても地域枠での受験もできるので、自分が行きたい大学をきっちり調べることも大事だと思います。

模試2

現役生は最後の模試が終わってからも伸びるとは娘の高校の進路指導の先生の言葉でした。


実際にそう思ったのは最後の模試の結果を見て、その模試の判定に近い結果で入試が終わった時でした。近い結果と言うのは同じB判の中で実際の進学できたところの方が、A判まで〇〇点となっていた差が大きかった方の大学だったからですが。A判は正規合格でしたし、ある程度、科目別に係数を使っている模試には精度があるのだと思いました。


夏前までは一度すべての事を終わらせてた経験のある既卒生にどうしても点数でかないません。もちろん、既卒生はそんなことでできているとは思っていないでしょう。現役生に必要なのは夏休みに模試の解き直しをしっかりとすることだと思います。


模試でA判を続け、結果として私大の面接で「良くできていたね~。」とか「〇〇大学にうかってもうちにおいでよ。」と誘われるような人で、合格しても国立の〇〇大学に行くような人がいます。


でも、聞く範囲では皆、1年かけて徐々に力をつけ、最後までやり続けた時にB判であろうがC判でどうしようかと思っていても最後の最後に合格になると言っています。


実際に大学にいってみると、本当にできる人たちが存在します。でも入学すればそこから6年間一つ一つを確実に学び、国試に合格して行くのですから、気持ちを強く強く持ってやりぬいて行きましょう。



さて、このブログですが、お伝えしたいことのほとんどが終わった気がしています。コメントをいただいた方もいらっしゃるので、お答えできそうなことは書いていきたいと思いますが、今月中には一応終わりにしたいと思います。

つたないブログを皆さまが読んでくださることにうれしさを感じております。



国立受験の後悔

私立医学部に進学させたことに全く後悔はないのですが、ずっと国立受験を考えていた割には、早い時期に調べて見るという姿勢に欠けていたことには後悔があります。


娘は国立受験に自分の力で間に合うかと不安を持ちつつも、ずっと国立を受験する気持ちでいました。ただ、親も本人も地方国立は考えていなかったので、ほぼ自宅から通える範囲の国立しか考えていませんでした。それは東京に住む受験生としては厳しい選択になるだけでした。社会も1科目分真剣にやらなくてはいけない、足切りもある、2次試験までずっと自分を保たなければいけない。

本当に国立だけでと思うのであれば、子どもの力を考え、さまざま選択肢を広げられたかもしれません。


地方国立の場合、社会科が現社や倫理でも受験ができる大学があります。この場合、社会1科目の負担がだいぶ軽減される可能性が高いのです。また、センター試験での足切りがなかったり、得点率も9割を切っても問題がなかったりします。最終的に受験するしないは別として、良く調べるべきだったと思います。早いうちにオープンキャンパスに行くことや大学案内を入手した方が良いとお伝えした理由はここにあります。


塾の先輩で琉球大の医学部に進学された方がいます。東京近郊の国立、私立ともにずっと厳しい判定で浪人するだろうと言われていたそうですが、どうしても現役で国立でと決めて受験され、合格したとのことです。その強さは娘にも私にもありませんでした。


どんなことに重きをおくのかも受験そのものを左右する要因になると思います。