watermelonのブログ

2016年医学部受験体験記・医学部受験情報

予算3

サラリーマン家庭の場合、私大医学部と国立医学部の進学の問題はかなりの比重を占めていましたが、もう一つ国立のみと考えた場合、既卒になる可能性が高いことも考えなくてはなりません。


我が家は、高2まではずっと国立を第一志望で考えてきたのですが、高3の夏のオープンキャンパスで娘は私学に行きたいと思うようになりました。その時、二つの思うことがあったようです。

それは、国立第一志望をやめることは合格できないから逃げているだけということと私学に行くことで親にかける負担が大きくなることだったようです。


ごく近くで娘を見ていましたので、逃げていないことは分かっていましたが、これでかなりの負担がふえるなあとは考えていました。


そんな時、娘の友人のお母さんがこんな話をしてくれました。


彼女はそこまで成績が良くない。今の状況だと既卒になる可能性の方が高い。でも、どうしても現役にこだわりたい。どこでも良い。理由は二つ。既卒になってどれほど成績が伸びても絶対に合格するとは言えないのが受験だということ。そしてもう一つは、医師になっての1年間のお給料と塾にかかる費用を考えればあっという間にその差はおさまってしまうと言うのです。


そういう考え方もあるのかと思いました。

もし、全くとどかなかった時にはもちろんもう一年やるしかないのですが、私学の合格をいただいたらどこであれ進学した方がいいという考えは新鮮でした。


だからといってどこでも良いと言う訳にはいきません。


我が家の結論は、親がなんとかできる金額で、本人にも奨学金を借りてもらい、ある程度は自分自身で返してもらえることで、行かれる大学を選ぶ、受験が厳しくてもそれでやりぬく覚悟なら応援するというものでした。


それぞれのご家庭で選ぶ道はあると思います。


その中で、何を譲れないものと考えて受験に臨むのかを良く話し合っておくことが大切だと思います。


朝型・夜型

ほとんどの受験生が夜型の生活になっているのではないかと思います。現役生は高校に行かなくてはなりませんから、とりあえず朝は起きて学校に行くという生活をしますが、それでも眠さとの戦いです。


既卒生には学校に行くという足かせがありませんから、さらに夜型になることは仕方がないのかもしれません。ただ、それを続けていて受験直前に朝型に変えるのはかなり難しいと思います。


朝から頭を働かせるというのは、ある意味自分に対して厳しくなれるかどうかだと思うのです。

なんとなく過ごしてしまう午前中が終わり、午後からは徐々にペースがあがり、この乗ってきたペースで夜中まで行くというのも学習時間としては十分できると思いますが、ここまでやってしまってからというように時間を使ってしまいがちです。今日終わらせようとしている範囲を終わらせることはできますが、時間はそれが終わるまで使う訳ですから、ずるずる夜型が続いてしまうような感じがします。


朝どうしても起きなくてはならないということで、ぎりぎり夜型を回避しているのが現役生ですが、夏休み後はなるべく朝型にするようにと言われていました。


夏休みのペースづくりからの2学期だったわけですが、ここでは日付の変わらないうちに寝るということをしていました。ある眠くなる時間を過ぎてしまうと結構起きていられるので、それは止めようとしたのです。

逆に、2学期はまだ学校行事もあったので、11時頃に寝落ちするという事態におちいることも多かったのですが、朝は6時に起きるので寝かせる様にしていました。


11時に寝ますと7時間ほど眠れます。7時間の睡眠が多いのかどうかですが、学校生活を除いての勉強時間は平日は4時間から5時間を目標にしていましたので良しとしていました。


娘の友人は朝4時に起きる生活をしていたと言っていましたが、夜は10時には寝ていたようです。


やはり長丁場、睡眠時間はきちんと確保して同じペースで同じように勉強時間を確保できることが一番かも知れません。

朝型・夜型のどちらが良いのかと言われればもちろん朝型と答えますが、無理をせず、後半戦に朝型に直していかれたら良いのではないでしょうか。

子どもの成長

現役受験生の一年間は受験中心で生活を送っているのですが、学校生活もあるわけですから、その中では様々なことが起こります。自分の意に沿わないことも起こりますし、勉強の進捗ですらストレスになります。


そういったことの解決は話すことに尽きるような気がします。実際に解決していくのは本人ですし、時間が解決する場合もありますが、とりあえず話すことで気持ちは落ち着くでしょう。

なるべく勉強だけに集中してもらいたいのですが、なかなかそうはいきません。


中学受験の時から、塾が終わるとその日学校であったことや学習内容等を話しながら帰るのが親娘の毎日でした。


大学受験の塾を選ぶ際に、高校からの帰り道に寄れるところを選んだのですが、質問をする順番待ち等で遅くなることが多くなりました。帰りが遅くなるとそれを心配しながら待つことは母親にとって別のストレスになりますので、車で迎えに行くことも増えました。

この帰り道は中学受験の時と同じように日々のことを話す時間になりました。


小学生の頃と違っていたのは、学校生活のことがだんだん少なくなり、勉強の進捗状況や塾での様子が増えたことでしょうか。そして勉強が遅滞している時はその解決方法を自分なりに考えて、これからどうしていくかを話すようになりました。


これが娘の成長だと感じられましたし、これがあれば自分の道を自分で切り開いていける、合格に近づくかなと思いました。



大学生になり、カリキュラムも単位も全て自分で考えていくようになりました。どうやら無事にソフトランディングしたようです。


やれやれ。もう、この辺りは出番なしです。