watermelonのブログ

2016年医学部受験体験記・医学部受験情報

面接3

面接をどのくらい重視しているかは個々の大学によると思いますが、特に面接を重視しているであろう大学での面接は心を砕きますね。


娘が一次合格後、実際に準備した質問はこれらのものです。


・医師志望理由
・本学志望理由

・理想の医師像

・アドミッションポリシー

・学是、学是に対して思うこと


・自分自身について

  ・長所と短所
  ・自己PR
  ・部活動
  ・趣味
  ・志望する診療科


・受験全般に対しての取り組み方

・チーム医療について

・寮生活について


これらの中で一番考えさせられたのは、本学志望の理由でしょうか。アドミッションポリシーもそうですが、どの大学でも求める医師像がはっきりしていますが、それを本学志望の理由とするとただただコピーしたような答えしか出てこないわけです。いかに自分の言葉にするかが難しかったようです。


オープンキャンパスに参加するとどんな学生を求めているか、大学がどのように教育をしていこうと考えているかについての情報を得られると言いましたが、その時点でメモしてきたことをもう一度自分の中で言葉にし直す作業をしていました。


面接の時間の長かった大学では用意したことのほとんどにふれられたようです。


面接の際、ある程度時間が経った時に

「よく勉強されて面接に臨んでいますね。」

と言われたそうです。練習している時に

「この大学に行きたいので私を見ていただくと思う気持ちでやろうね、合格しようと思うのでなく。」

と娘には言っていたのですが、この大学に行きたいという気持ちで研究したというところを汲んでいただけたようです。


「将来はどの診療科に進みたいですか?」

「大学に入ってから勉強して変わるかもしれませんが、今は〇〇科に興味があります。」

これは想定内の質問でしたが、

「基礎医学って知っていますか」については、さわりしか知らなかった娘の答えは

「言葉は知っていますが、まだ勉強不足で分かりません。」

でした。特段それに何かを言われなかったようですから、分からないことはそれでも良いのかもしれません。もちろん、答えられるのでしたら一番良いのですが。



順天堂大学では資料を持参すると申し上げましたが、その資料に関しての質問もあったようです。

部活のことと、いただいた賞状の中に書道のものがありましたのでそれについてでした。


書道では何という字を書いたのかでしたが、すっかり忘れていた上にその書いたものはないの?には戻ってきたかどうかも覚えていない始末。とどめは大学に入ったら何という字を書いてくれますかに、学是等を言えたらよいのに『希望の朝』‥‥小学生か。今となっては笑い話ですが、面接官の先生もびっくりの返答ですね。

でも、丁寧に「それはどうしてですか?」とフォローして下さったそうです。娘はその時からもっと入りたくなったよと言っていました。


一次試験合格後でも時間はあると思います。

願書を書いた時点でコピーをとり、大学案内などと合わせてそれぞれの大学毎にクリアファイル等に入れて保管しておけば良いと思います。



既卒の方へ

娘はなんちゃって小学校受験、中学受験、大学受験の経験者です。


なんちゃって小学校受験はは東京にある国立の付属校3校を受けてみた受験で、なんの準備もなしの受験でした。親がしてみたかっただけですね。


中学受験は準備をして臨みました。4年生、5年生の時に数校の文化祭を見学に行き、その中で納得いく学校を受験しました。

でも、第一志望に合格しませんでした。いわゆる判定テストではA判か悪くてB判だったにも関わらずです。

だからと言って進学した中学が良くなかった訳ではありません。むしろ、娘には本当に良い学校でした。入学当初だけは自分の中に納得できないものを抱えていたようですが、それはあっという間に終わりました。そして6年間で良き友人達、部活の仲間、たくさんの思い出ができました。こんなに楽しい6年間はもうないのではなかと思えるほどの良い中高生活でした。

合格をいただいた学校が縁のある学校だとはよく言われることですが、本当にその通りだと思います。


その通りだとは思うのですが、受験の最中にはそんな風には思えませんでしたね。



大学受験は中学受験とは違います。


その学校の持つ雰囲気、大学への進学状況、自宅からの交通手段、などで選んだ中学受験と

『自分がやりたいこと・自分がしたい仕事のために学ぶ専門的な内容』

で選ぶ大学受験は全く違ってきます。


だからこそ、全力でぶつかりたい。

自分のした努力に見合うところに合格すると言い聞かせて受験をしていく。


その中には、目に見えない力が働いていて、たまたま前日に見なおした問題だったり、解けなかった問題でとことん勉強したものが出たりするのです。

それを運が良かったと言う人もいるでしょうが、そういったことのすべてが何か大きな力に因るもののような気がします。
そう、ここでもご縁のある大学に呼ばれて行くのだと思います。

それを運が良かったと言う人もいるでしょうが、すべてが何か大きな力に因るもののような気がします。



この春、思うような結果を得られなかった方はこの1年が自分にとって必要な1年なのだと、現役生にはない日々十数時間の学習時間を思う存分使って、結果を出していただきたいと思います。


娘の学校にも一度違う大学に通った後に入学された方やいろいろな経験のある方がいらっしゃいます。皆さん強い意思で入られた方々で、本当に楽しんでいらっしゃいます。

経験の浅い娘には多くの事を学ばせていただいているようです。


なに一つ無駄になることはありません。

浪人しても絶対にこの道に進むと決めた強い意思が、全てを進むべき方向に導いてくれると信じてやりぬいてくださいますように。

高1のみなさまへ

将来、どんな職業に就きたいか、どのようなことで社会に貢献する人間になろうかと思い描く頃でしょうか。


まだ決めていない、あるいは漠然と理系に進学しようかなと思っている方はとりあえず、英語と数学をやりましょう。 

文系にと思っている方は、英語とセンターで使う数Ⅰaが基本ですね。

もちろん学校によっては先取りをするところもあるでしょうが、この時期の英語が無駄になることは絶対にありません。



私はどのような方向に進むとしても、2年間かかるような気がしています。



学校にもよると思いますが、高1の秋ごろには進路の確認があると思います。迷っていたとしても大まかなところで理系選択か文系選択をするようになると思います。ここから始まるわけですね。


その時点で勉強が十分と思う科目はそのまま伸ばせば良いですし、もしまだまだだと思う科目はここからスタートしても絶対にやりぬこうと決意できればやりきれます。



もし医学部を目指されるのであれば、その受験では勉強はかなり大変ですから走り続けなければなりせん。受験そのものも特殊なところがありますから、良い情報を得て立ち向かっていくと良いでしょう。



でも、まだ塾なんて行きたくない、部活が大事だし、時間が目一杯だという場合もありますね。

部活に燃えることも本当に大切です。


娘は大学に入って運動系と文科系の部活をかけもちしています。初めての運動部とのかけもちをやれるのかしらと思いますが、やれるところまでやるでしょう。

大学では自分がやろうと思わないと何もしないで終わりますし、医学部の学生は結構部活に燃えています。なにもしていない人を探すのが大変なくらいですね。


でも、高校時代は、部活を理由にして勉強をおろそかにしていると自分自身にそのつけが回ってきます。



まだ塾に行く時間はない、あるいは行きたくない場合にはネットで勉強するのも良いかもしれません。初めの一歩です。


有料であればスタディサプリ(以前の受験サプリ)というのが1ヵ月1000円以下であります。料金がリーズナブルですし、様々な科目が用意されています。


娘が高1の時に使っていたのは マナビーというサイトです。無料で、大学生が高校時代に自分達の勉強してきたことをネット上で配信してくれています。私は文系のものを見てみたのですが、分かり易くてよく考えて作られた内容だなと思いました。有料であってもいいような満足できるものです。娘は数Ⅰaに関してはこのサイトを利用していました。生物や化学も時々見ていましたが、時間がなかったようです。


やりたいことを早く見つけて邁進できるとよいですね。


頑張れ、高1生!!