watermelonのブログ

2016年医学部受験体験記・医学部受験情報

センター試験の落とし穴

センター試験は私立大学に行こうと考えている受験生でもほぼ全員が受験をします。センター利用の私大受験も多くありますので、国立を希望していなくても受験する方もいらっしゃるでしょう。


国立の場合、一次(センター試験)と二次試験の配点がポイントになります。例えば医科歯科の場合センター950点を180点に圧縮し、二次の英数理は360点となりますから、足切りに合わない点数を取れば二次勝負になります。逆に筑波はセンター950点を1000点に換算し二次試験が1200点と差がありません。(数字はうろ覚えです。)横浜市立では英語250点を300点換算しますから英語の得意な子には有利になりますね。ただし、横浜市立は地域性が強いのでその辺も考慮が必要です。

訂正です。筑波は900点圧縮でした。


私立大学の場合は様々です。全く利用できない大学もありますし、いくつか選択肢がある場合もあります。


順天堂大学の場合、センター試験と小論文・面接のものとセンターと一般試験の英語と理科の一科目(得点の高いもの)に小論文・面接という2種類があります。一般試験の途中で退出する方がいたと言っていました。

ただし、これらは国立第一希望の方が多く、センターの点数が9割近くが必要のようです。


昭和大学の場合はセンターと小論文・面接になります。ただ、昭和の場合、地域枠で、全国を6つのブロックに分け2名ずつですから東京は不利でしょうか。更に、この試験で合格すると一年目の授業料300万円が免除される、一般試験正規合格と同じ特典が得られるので厳しいのかと思います。


娘はセンター利用は全て出願しました。昭和は二次に残りましたが、順天堂はどちらも玉砕です。


理由は簡単。国語です。もともと文系娘、国語で点数が取れないという経験がありません。センターの現国は少し変わっていまして、選択肢を2つにまでは絞り込めるのですが、そこからが難しい。深読みすれば間違いますし、単純に考えても間違えます。微妙です。文系母も首をかしげる問題がたくさんありました。

その現国は夏休み前の学校でだいたい点数が落ち着いたのですが、魔物は漢文に現れました。古文・漢文が50点ずつですから、以外に重たい配点です。この漢文の半分を落としました。古文が満点でしたが、現国のいくつかのミスと合わせ8割弱になってしまったのです。国立でしたら、足切りには合いませんが、私立には厳しい状況になりました。


家から通える国立以外はどうしようかと考えていたこともあり、私大医学部でいこうと思っていただけに、漢文の落とし穴が辛かったですね。こういう落とし穴など全くない方々が私大医学部のセンター利用を取る子たちなのだと思いました。


費用的には少しお安いだけですので、国立第一志望の方やセンター裏科目で心配なさそうであれば出願、国語社会は、という場合は考慮がいるかと思います。センター試験の前に出願が終わるところが痛いです(笑)


でも、まだ夏前!頑張りましょうね。